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11、ガラクタと行き先                 ‐爛
「・・・美陽を、この里から追い出すっていうのっ!?」
あたしはつい、大声を上げた。嘘。なんで美陽が、なんで美陽が・・・、蒼の神なの?
「・・・爛、もう決まったことじゃ」
大巫女おばば様は、淡々としている。まるで美陽が、もうただのガラクタみたいに・・・・。
『ううん、ガラクタだって価値はあるよ、爛。』
ああ・・・・・。
 そうだったね、美陽・・・・・。
 あなたはいつも、どんなに儚いものでも、大切にしていた。はたから見てどんなに無価値なものでも、何かに生まれ変わらせようとしていた。無理だったとき、必ず「ごめんね」と言っていた・・・。
 少しだけ、変な子だと思ってたけど、いつも、すごい子だって、思ってたよ。美陽・・・。
「・・・ですか」
「なんじゃ」
美陽のかすれそうな声が、もう一度言った。
「・・・なんで・・・殺さなかったんですか・・・」
ぐらっ、と世界が歪んだ様な気がした。
 美陽・・・・。
「・・・わしもその案にはたどり着いた。だが、お前を殺すわけにはいかなかったのじゃ」
「・・・何で」
大巫女おばば様が、美陽をまっすぐ見て言った。
「・・・お前が、紅き眼を持っているからじゃ」

美陽は、今日中に里を出ることとなった。
「美陽、食料は大方詰め込んだわよ。そっちは?」
「うん・・・、着替えも入れた。でもあまり持っていけないよ。一人旅なんだから・・・。」
そう、あたしも行くって言ったのに、大巫女おばば様は許してくれないし、美陽でさえも、あたしが行くことに遠慮したのだ。
「遠慮しなくたってよかったのに・・・。」
「私も爛と一緒は心強いよ。でも私、一人で行きたいの。それに、爛は紅き者だから・・・。」
やっぱりそうだ。美陽は、やっぱり行く気だ。言葉にしてなくても分かる。
 さっき大巫女おばば様の部屋から出るとき、大巫女おばば様がこう言ったのだ。
「・・・この里を東に出てそのまままっすぐ行けば、蒼の里にたどりつける。地図もなければ知り合いもいない。危険だらけだろう。行きたければ行くがいい」
あたしは美陽が心配だった。






こんにちはっ!・・・はぁ~。小説や物語の世界からぬけでると、恐ろしい現実が・・・。
・・・まあ、宿題のことです(そういえば学生でした
頑張ります・・・どっちも・・・。
・・・暗くなったのでテンション上げますっ!! ←元からテンションが低いのでそんなでもない
ではまたっ!
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2010.08.28 Sat l 紅滄 ~同じ眼~ l コメント (0) トラックバック (0) l top




10、おばば様の結論                 ‐美陽
大巫女おばば様は、私をまっすぐ見つめていた。
 今朝、朝の儀式に行こうとした私は、小豆様に「大巫女おばば様が呼んでいらっしゃいます」と言われ、すぐ大巫女おばば様の部屋に来た。この場合、古い儀式よりも大巫女おばば様の言葉が優先されるからだ。でも、爛はそのことを忘れているのだろうか。ううん、爛のことだからきっと寝坊だ。それに、今朝は私も寝坊しそうになった。だからきっと爛も・・・。
 蒼の神。
 信じたくはない。今でも、夢だと思ってる。だけど・・・。
 私は、ほかの誰とも違ってた。
 だからいつも、人の目ばかり気にするようになっていた。もちろん、巫女以外の人を、見たことはなかったのだけれど・・・。
ガラっ
「遅れてすみません、大巫女おばば様。」
爛が部屋にやってきた。ああ、やっぱり寝坊だ。巫女たちは皆、寝坊した時、頬を痛そうにしているから。私も1,2回あったけれど、小豆様、痛かったです。
「・・・遅い」
大巫女おばば様はそれだけ言った。不吉だ。大巫女おばば様はいつも小言を言うのに。
「・・・さて爛、美陽。なぜ呼ばれたか、疑問に思っている事じゃろう。いや、察しているか・・・?」
その言葉に、私はついうつむいた。
 私は今日、死んでしまうかもしれない。
 昨日―いや今日かも知れない―、その結論に達した。
 だって蒼の神、及び蒼の里は、紅き里の・・・敵、なのだから。
「・・・さっさと言ってよ。」
爛の声に、大巫女おばば様はふぅと、ため息をついた。
「・・・わしは、あのようなことになり、深く考えた。そして、結論が出た。・・・美陽」
「は、はい。」
大巫女おばば様は一呼吸おいて、言った。
「・・・蒼き者はこの里から立ち去れ。それが結論じゃ」
すこしだけ、頭が真っ白になった。





こんにちは~。この先どうなるのか・・・頑張って書きます。
でもこの先更新率悪くなるかも・・・(一応学生ですので
・・・頑張りますww
ではまたw
2010.08.25 Wed l 紅滄 ~同じ眼~ l コメント (0) トラックバック (0) l top


9、翌朝                 ‐爛
 翌朝――・・・
「おはようございます、爛様」
「・・・・ん・・・?」
目を覚ましたあたしを、誰かが覗き込んでいた。目をこすってよく見ると、それは小豆さんだった。素のあたしはめったに「さん」付けしないのだけれど、小豆さんは別だ。それは、本来ならあたしのほうが位が低いからもあるけど、それよりも・・・
「・・・おはようございます、爛様ぁ・・・?」
「い、痛いです小豆様っっ!おっ、おはようございますぅっっ!!」
「・・・はい、いい挨拶ですね。」
にこっ、と小豆さんが笑う。あたしはつねられた頬をさすった。そう。小豆さんはにっこりしながら、怖いことを言ったり、このように、ちょっとした危害を加える。だからだと思うけど、小豆さんは大巫女おばば様の次に偉い巫女で、巫女たちの生活を監督する係でもある。あたしは生活態度が悪いらしいから、よく小豆さんに頬をつねられる。いつもは嫌なだけだけど、今朝は少しだけ、救われた気がした。
 美陽が、敵である蒼の神。
 それを考えると、よく眠れなかった。考えたくないのに、寝て覚めたら夢だと思いたいのに、無理だった。
 あたしは・・・心の奥で、どこか納得していた。
 美陽が、唐辛子をいつも残すこと。
 美陽が、火番を嫌がり、水番や洗い番を進んでやってくれたこと。
 いつもどこか、あたしとも、ほかのどの巫女とも違う気がしたこと。
 それはあたしが、一番わかってる。いつも一緒だったんだから。
 だけど・・・
「・・・ま、爛様、聞いてますか?」
「いたっ、す、すみません小豆様っ!」
ぼんやりして、聞きそこなったらしい。小豆さんに叩かれた。
「よろしい。では、もう一度言います。大巫女おばば様が・・・、これからすぐ、大巫女おばば様の部屋に来るように、だそうです。」
また?と思いながら、あたしは美陽のことか、と悟った。勘だけど。
 やけに日差しが眩しかった。




こんにちは、みなみです。あーなんか小豆さんのキャラが予定外なことに~ww
まあ・・・それが運命だったんでしょう(爆
あ、あと言い?忘れてましたが、FC2の小説のほうでも書いてます。この話ではないですよ~。紅滄よりもファンタジーな気がしますよ~。

多分リンクするんじゃないかな。と思います。

コメント返信>
kanayano様
 読んでいただきありがとうございます!
 序盤なので私にも先が見えません(爆
 
 kanさんの小説も読みたいです。というか読みますw (すみませんまだ読んでないでs
 あ、FC2のほうも読んでいただけると嬉しいですww
 期待を裏切らないよう、頑張って続き書きたいです!
 
 
2010.08.21 Sat l 紅滄 ~同じ眼~ l コメント (0) トラックバック (0) l top


8、呆然と疑問                  ‐美陽
蒼く光るペンダントを片手に、私は呆然としていた。
私は・・・、蒼の神?
なんで? 私、爛と同じ、紅き眼を持っているのに・・・・。
ずっと、紅き者だと、信じてたのに。
それなのに・・・。
爛を見る。爛は・・・私と、ペンダントを見ていた。
爛も、信じられないのだろう。
私が、敵対する、蒼の神なんて。
いままで、ずぅっと、一緒にいたのに。
これからも、一緒だと、立場が違ったとしても、一緒にいられると、思っていたのに。
―― そういえば。
以前、大巫女おばば様が言っていた。
「お前たちは、同じ日に生まれた。親は違うが、もしかしたらそれは、紅き女神が分身して二人になったからかもしれない」
大巫女おばば様は、なんでそんなこと言ったんだろう。
何より、そう思っていたのなら、なぜ今、選別するの?
そのままで、よかったのに。
なんで、なんで・・・・・。
「・・・美陽、ペンダントを置け」
大巫女おばば様の声だ。私はあわててペンダントを置いた。とたんに、蒼い光が消える。
 初めから、光らなくてよかったのに。
「・・・爛、美陽・・・・」
「は、はい」
大巫女おばば様は疲れたような顔で、私たち二人に言った。
「・・・部屋に・・・戻りなさい」






 ちょっとばかりお久しぶりのみなみです!いやあ、次回からさらに大変なことに・・・?なるかも。
でも暑いですね~。書く気力も無くなr(爆
頑張って書こうと思います。あ~、あと歌も頑張ります~。
                 ・・・というか、いつも頑張ってるww
まあいいや。じゃあまた今度ww
2010.08.18 Wed l 紅滄 ~同じ眼~ l コメント (1) トラックバック (0) l top

7、蒼き光                 ‐爛
「・・・爛が真の紅き者のようじゃな。さて、次は美陽じゃ」
「・・・今、決まったのに?」
「お前たちに限っては、な」
あたしは納得しなかったけど、美陽は納得したのか、何も言わずに大巫女おばば様を見ていた。
 大体、『選別』ということ自体、間違っていると思う。
 最初にその言葉を聞いたとき、はっきり言って、美陽を連れて部屋を出たかった。大巫女おばば様が何かの力で抑えつけていたからおとなしくしてたけど。でも、大巫女おばば様はなぜ、あたしが紅き者と分かったにもかかわらず、『選別』しようとするのだろう。
 それに、なんで今なんだろう。
 『選別』するのであれば、もっと幼いころのほうが、都合がよかったんじゃないだろうか。
 なんで・・・?
「選別されし者、美陽。選別せし者、はじまりのものの形見。巫女代表、大巫女・・・」
いつのまにか、『選別』が始まっていた。
「紅き眼をもつ者よ、ペンダントを持った時――」
あたしは、大巫女おばば様が言う言葉を全く聞かず、ただ美陽を見ていた。美陽はどう思ってるんだろう。あたしが紅き者だと分かった今、自分が何者なのかと・・・。
 美陽が、床に置いてあるペンダントに手を伸ばした。そして一瞬ためらった後、ペンダントを持った。
ピカァ・・・ッッ!!
ペンダントは・・・、淡いけれども蒼(あお)く輝いていた。
「・・・え・・・?」
美陽が声を漏らす。あたしもびっくりしたし、大巫女おばば様に至っては、硬直しているようだった。
 蒼。
 それはこの紅き里と敵対する蒼(あお)の里の神・蒼き神、もしくはその補佐のものであることを表していた。
 美陽が・・・敵?
 それは、信じられないことだったし、受け入れたくないことだった。
 だってあたしと美陽は、同じ、紅き眼を持つ者なのだから。










さてはて、どーなることやら(汗)
・・・いや、考えてないわけじゃなく・・・。
そういえば、テンプレ変えました! 夏だから、夏っぽいのにしよっかなぁーって思ったので。
まあ、頑張って続き書こうと思っていますw ではww
2010.08.09 Mon l 紅滄 ~同じ眼~ l コメント (0) トラックバック (0) l top
6、紅き光                  ‐美陽
「あたしが先にやる」
そう言ったのは、もちろん爛だった。私は分かっていた。だって爛は、そういう子だから。いつも、選んだりするとき、爛が先に名乗りを上げる。周りから見れば目立ちたがりで我儘な行為かもしれないが、私にとって、それは爛の心づかい、先に何かをするのが苦手な私への、思いやりなのだ。・・・もしかしたら、違うかもしれないけれど。
「ほう、また爛が先か。まあよかろう。・・・爛、よく聴くのじゃよ」
大巫女おばば様の言葉に、爛はこくりと頷く。
「爛、わしが持てと言ったなら、ペンダントを持て。床に置いておくからな。決して、壊したりせぬよう」
大巫女おばば様は床にペンダントを置くと、私を見て、
「すぐにお前の番だから、よく見ておきなさい」
と言った。そして、また爛を見る。
「・・・これより、選別を行う」
嫌な言葉だな、と思った。きっと爛も、そう思ってる。
 だって、わたしたちは、ずっと二人きりだったから。
 生まれた時から、選別されていたようなものだから。
 自らの意志ではなく、他の誰かの手によって。
 それなのにまた、・・・選別?
 ふたりをひとりにするの?
 頭の中を、いろんな思いが、ぐるぐる・・・。
「選別されし者、爛。選別せし者、はじまりのものの形見。巫女代表、大巫女・・・」
「紅き眼をもつ者よ、ペンダントを持った時、紅く輝くならそなたは真の紅き者。桃色に輝くなら補佐するもの。さあ、持って確かめるがよい。自分が何者なのかを・・・」
爛を見る。爛はいつになく、怖がっているような顔をしていた。けれどためらいなく、ペンダントを持った。
ピカァ・・・ッッ!!
ペンダントは、・・・紅く輝いていた。




紅く輝いたってことは、爛が真の紅き者・・・じゃあ美陽は・・・!?
・・・書いてる本人も続きが楽しみです(いや、考えてないからとか、そんなことは・・・)
頑張って書きますww
2010.08.01 Sun l 紅滄 ~同じ眼~ l コメント (0) トラックバック (0) l top
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