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60、『みよう』                 ‐翠・美陽
「なんで、って……」
私は言葉に詰まった。どうしよう、と悩んでいる間に、葵がまた口を開いた。
「……一人で水に潜れば、なにがあっても手遅れだ。今回は無事だけど次は死ぬかもしれない。水をなめるな。」
「ご、ごめんなさい……」
言われてみれば確かにそうだ。さっき葵が助けてくれなかったら、きっと……死んでた。そしたら、爛との約束も果たせない。紅の里にいた頃はいつも爛と居たから気付かなかったけど、確かに一人で居ることは危険だ。これからは気をつけよう。
 私の言葉に、葵は疲れたようにため息をついた。
「……もうするなよ。ただでさえ翠は、水に入ると別人になるんだから」
「え?」
零れた呟きに、葵はあっ、という表情をした。でももう遅い。
 あの日のことを、藺草は皆に口止めしている。だからあの日のことは、いた人しか知らない。だから。
「……見てたの?」
「湊もいたよ」
さらっと言った言い逃れに、つい笑ってしまった。結局見てたんだ、という言葉に、葵は何も返さなかった。そう言えば、と気になることを尋ねる。
「別人、って……?」
「言葉の通りだよ」
言いながら、葵は立ち上がる。慌てて、私も立つ。
「……簡単に言うなら、翠の顔をした誰か、かな」
 私の、顔をした、誰か。
 その答えを、私は知っていた。
「……じゃあ、行くよ」
「えっ、どこに?」
きょとん、とした私の顔を見て、葵は怪訝な顔をした。そして、一言。
「……そのまま、帰るつもり?」
「……ああ!」
納得した。そうだ、洗濯しなかったらなにもかも水の泡だ。こっそり行ってこっそり帰る、という私の計画を知らない葵でも、指摘するのは当たり前だ。
「ありがとう。……忘れてた。」
正直に言う私に、ため息をつきながら葵は歩き出した。私も、慌ててついていく。
「……ひとつ、聞いても構わない?」
葵の言葉に、私はうん、と頷きながら葵の隣に移る。その方が、話しやすいと思って。そして葵はどこか、変な顔をしていた。そう、なにか、言うのをためらうような。
「……『みよう』。」
私は、思わず立ち止まった。







こんにちは、みなみです!(汗
相変わらず更新が遅いです。ごめんなさい。<(_ _)>
そういえばテストは割と良かったです。嬉しいwww
問題の数学は点数的には下がったものの、けっこうみんな(文系クラス)悪かったみたいで助かりました←←
現代文も友人に勝ったので、ほとんど心残りないです☆←おい
さて、夏休みだからと言って更新率が上がるとは断言できませんが、なるべく更新したいです!
ではまた、次回に!





コメント返信>
Aspecchi様>
コメント返信ほぼ一カ月滞納してすみません……<(_ _)>
ですよね。そしてやるべきことより他のやりたいことを優先してしまうという←おい
頑張りました!今度は宿題頑張ります!(泣
アレです。例の宿敵です。(-_-;)



かなやのぶ太様>
コメント返信ほぼ一カ月滞納してすみません……<(_ _)>
部活はともかくテストは……(・_・;)
いつかそう思える日が来ることを願ってます。←←
はい!お互い頑張りましょうっ!
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2012.07.22 Sun l 紅滄 ~滄ノ運命~ l コメント (0) トラックバック (0) l top
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