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21、穴の開いた的                 ‐爛
 あたしの一本目の矢は、狂わずに的中央に命中した。
「さすが爛様。」
エンジさんの声。あたしはふうっと息を吐き、大弓を下ろした。試合はまだ始まったばかりだ。それに、相手は小豆さん。気を緩められるわけがない。確かにあたしは小豆さんが弓術をしているところを見たことがないけれど、それでも他の人に教えられる腕なのは確かだ。
「・・・」
小豆さんが、黙って弓と矢を構える。って、・・・ちょっと待って。
「・・・正面・・・?」
あたしは、小豆さんがかすかに笑ったような気がした。ふつう(小豆さんが言うには)、弓は身体から見て左斜め前に構える。だけど小豆さんは、正面に構えてる・・・何で?
 と、小豆さんが矢を放った。
 ビュィンッッ!! ・・・ガッ!
「・・・嘘・・・。」
「すげぇ・・・小豆様・・・。」
茜とエンジさん以上に、あたしは驚いていた。言葉も出ないほどに。
 矢が、的を貫通していた。
「どうしました?・・・爛様」
小豆さんはにっこりとほほ笑みながら、的から矢を外し、的を隣にあったものと交換した。矢は矢羽の手前まで的を貫通していた。的に空いた穴は、一寸たがわず的中央に開いていた。
 あたしは黙って矢を弓に番えた。的は丸型で、縦横30cm、厚さは8cmある。小豆さんの弓はあたしと同じ大弓で、たぶん武練場にあったもの。矢だって同じ真っすぐなもののはず。
 あたしは弓を構え、的を見た。そして矢を放つ。
 ビュンッ! ・・・カッ!
 明らかに音が違う。あたしは的の中央より2センチほど下に刺さった矢を見た。どうやったら小豆さんのような矢を射ることができる?音と構え方以外に、どこが違うの?
 小豆さんが弓を構える。あたしはその姿をよく観察した。
 ビュィンッッ!! ・・・ガッ!
 ・・・あっ!!
 そうか、勢いが、速さが違う・・・。
 ってことはつまり・・・。あたしは鳥肌が立った。
 格が、力が、違う・・・!!
「爛様の番ですよ」
小豆さんが、にっこりとほほ笑んだ。




みなみですっ。 先週土曜文化祭だったので振替休日ですw
というか月曜だということにさっき気付いた
昨日更新しようと思ったのですが、「あっ!!弓道とか弓術とか調べてない!!」ということがあって更新できませんでした・・・。すみません <(_ _)>
どっちみち、先週はPCで調べる時間なかった(いつもPCは土日のどっちかぐらいしか触っていませんが)んですけど・・・。
 なんかごちゃごちゃ言っててすみません。無視してくださいw
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2010.10.25 Mon l 紅滄 ~紅ノ運命~ l コメント (0) トラックバック (0) l top

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