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31、疑念                 ‐爛
「里を・・・滅ぼす?」
あたしは思っていたよりかすれた声で言った。
「そうじゃ。他の里・・・我ら紅き里を見下し、また非難する奴ら・・・、そやつらを滅ぼすことこそ、紅き女神が『はじまりのもの』として生まれ変わった時からの我ら里の皆の望みじゃ!!」
「・・・分かんない」
その声に、大巫女おばば様はあたしをにらんだ。あたしは続ける。
「・・・なんで、復讐するの?嫌われてるなら、仲良くしようと努力すればいいじゃない・・・。それに、滅ぼすなんておかしい。」
大巫女おばば様は、ふう、とため息をついた。
「・・・爛、お前は紅き者だ。使命がある。それを全うしないとはどういうことだ?」
「紅き者?たまたま紅き眼を持って生まれてきただけじゃないっっ!!」
あたしは、ああ、これが言いたかったんだと感じた。
 最近、美陽のことだけでなく、思うことがあった。
 ・・・自分は本当に、紅き者なのか、と。
 それどころか、本当に紅き女神は紅き者として生まれ変わってきていたのかさえ疑った。
 たまたま、紅き眼を持って生まれてきた子を、そうやって言ってきただけなのではないかと。
 疑念は不安を呼び、不安は希望を、確かな現実を求めた。真実を求めた。嘘を嫌った。慰めさえ、今はただの劇薬だった。
 あたしは、本当のことを知りたかった。使命とか、そんなの関係無く。
「・・・爛、お前、美陽がうらやましいのだな?」
はっ、と大巫女おばば様を見た。
「蒼き者としてこの里から出て、運命から逃れた美陽のことを・・・妬んでおるのじゃな?」
あたしは何も言えなかった。それは・・・、本当、だったから。
 『紅き者』がこの里だけだったら?
 もし蒼き者が、蒼き里で忘れられて、あるいは普通の人と扱われて、使命とかそんなの無いのなら。
 あたしは、その自由を手にした美陽を妬むだろう。
 でも・・・。
「・・・美陽は、あたしのことを想ってくれる」
あたしは言った。ひとつひとつ、言葉を噛みしめて。
「美陽は、もし運命から逃れられたのなら、あたしのことを案じてくれる。美陽は、そういう子だから。」
「・・・それはどうかな?」
大巫女おばば様の言葉にあたしはカチン、と来た。
「絶対そう。あたしはそう信じてる」
「嘘じゃな」
大巫女おばば様の言葉に、あたしは凍りついた。






こんにちはみなみです!なんかもう話題がない(泣
話題と言えば一昨日あたり世界が滅びはじめる夢を見た←
飛行機がたくさん飛んでて・・・、水色のが敵だそうで(-_-;)
私は一般市民でした(笑)


コメント返信>
Aspecchi様>
停電・・・長かったのかよく分かりません。寝て起きたら電気復活してたので・・・。
母の話だと地震直後~翌1:30(2:30だったかも)だそうです。
FMついてますね~。私のウォークマンは画面付き(絵とか見れる)が出る直前(多分)ので画面付きを持つ友人が羨ましいところあったんですが今回ので頼もしく感じました(^-^)

kanayano様>
ありがとうございますっ!
大変でしたね~。皆様がご無事でよかったです。
はい、余震続いてるんですよね・・・。あ~悪酔いがぁ・・・。気をつけますっ。
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2011.03.20 Sun l 紅滄 ~紅ノ運命~ l コメント (1) トラックバック (0) l top

コメント

不吉な夢?
まさか原発が最悪の状態になって私たちが滅ぶことを知らせている夢では? 臨界が起きるときは青っぽい光とかいいますからね。水色かも知れません。
正夢は人に話すと効力を失う(正夢でなくなる)と言いますので、大丈夫でしょう(笑)。
2011.03.20 Sun l Aspecchi. URL l 編集

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