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32、頼み                 ‐翠・美陽
「良かった。じゃあこれから詳しい説明をするわね。」
美葉さんはそう言って、たくさんの本の中から一冊取り出した。色あせた橙色の表紙に、『卒業生としての心得』と書いてあるのが読めた。美葉さんはペラペラとページをめくり、途中でぴたっ、と止まった。
「あった、ここだわ。『第5章、学校生との関係』。」
美葉さんはそう言って、草でできた床にその本を開いたまま置いた。私は美葉さんが言うのに合わせて文字を追った。
「卒業生は、働いたり、さらに学んだり、親の手伝いをしたり、婚約したりと様々な道を進むが、その中でさらに学び、かつ親、学校長に許可を貰った者は先生として学校生に学びを教えることが出来る。また、そうでない者は保護者に許可を貰えたなら、学校生の遊び相手の先生として、学校生と関わることが出来る。どちらも男女の区別はないが、遊び相手は出来るだけ若者が望ましい。どちらも許可を貰わずにいた者は処罰がある。なぜならば学校生に不要なことを吹き込む可能性があるからである。また、親もしくは保護者がいない場合、預言者がその代わりとなる。また預言者自身は先生になることは叶わない。」
「・・・じゃあ、美葉さんは先生にはなれないんですか?」
私がそう言うと、美葉さんは悲しげに微笑んだ。
「そうよ、私はなれないの。預言者にはたくさん役割があるからなのだけど・・・、私は子供が好きな訳ではないから、良かったんだけど。」
私はそうなんですか、と頷いたが、さっきの微笑みに意味は分からなかった。
「さてと、この後はどうでもいいことしか書いてないけど・・・、翠、あなた泳げる?」
「えっ?」
私はきょとんとした。泳ぐ?ハルさんたちも言わなかったけど・・・。
「ああ・・・、知らないのね、ごめんなさい。泳ぐ、って言うのはね、水の中を魚みたいに進む、ってこと。・・・あれ、魚も分からない?」
美葉さんの言葉に、私は頷いた。
「・・・まあいいわね。もしかしたら子供たちが教えてくれるかもしれないし・・・。でも翠はまだまだたくさんのことを知らなきゃね。子供たちに馬鹿にされちゃうわ。」
「そうですね。・・・学校に行くんですか?」
「いいえ、私と湊が教えるわ。学校は14歳までだから、去年だったら入れたけれど。」
去年・・・。私はハルさんたちと一緒に、旅をしてたっけ。その中でも、いろんなことを学んだ・・・。
「・・・ああそうだ、翠、一つ頼みがあるの。・・・聴いてくれる?」
「は、はい。」
私がそう言うと、美葉さんはちらっと扉の方を見て、また私を見て、静かに言った。
「・・・湊に、翠と一緒に子供たちの遊び相手になるよう説得してほしいの。」
「えっ?・・・どうしてですか?」
美葉さんはふぅ、と息を吐くと、少し悲しげに言った。
「・・・湊はね、学校に嫌な思い出があるの。」






こんにちはみなみですっ!! いや今日は少しだけテンションが高いわけでもないよ☆
いやいや、さっき間違えて本文入れないまま投稿しちゃったとかそういうことはない訳でもないけどね★
しかも時々自分のズボンの裾に引っ掛かって転びそうになるとかないよ(笑)昨日はそれを通り越して転んじゃったとかあったけど
そういえば今日は夢の中でハリー・ポッターの劇(舞台?)を見てた気がする←
ロンが頭良くなっててびっくり(おい



コメント返信>
Aspecchi様>
たぶん違うと思います←
どちらかと言えば原爆とかの騒動にまぎれて世界を滅ぼそうって感じです(笑)
えっ、正夢って人に話すと効力無くなるんですか?話してよかったです(^^)
でも、だとすると美葉さんがすごい存在にっ(美葉さんは予知夢を他の人に伝えるので
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2011.03.24 Thu l 紅滄 ~滄ノ運命~ l コメント (2) トラックバック (0) l top

コメント

タイトルのみ?
タイトルのみ?
2011.03.24 Thu l Aspecchi. URL l 編集
本文出ました
本文出ました。
楽しそうな夢、多いですね。
2011.03.24 Thu l Aspecchi. URL l 編集

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