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36、学校                 ‐翠・美陽
「・・・翠、あれが学校だよ。」
湊の言葉に、私はだんだん近づく建物をまじまじと見つめた。
 今は夕方だった。学校は朝から始まって夕方近くに終わるから、子供たちは夕方から遊ぶのが一般的なんだそうだ。学校は巫女館より少し小さかったけど、台所も浴室も儀式堂も無いと考えると大きい気がする。それに、学校の前に広がる『校庭』も広かった。校庭は草原のように緑一色だったけれど、木や大きな石などは柵の囲いに近い端の方にしかなかった。
「・・・すごいね、学校って。」
「そうかな。まあ確かに小さい子たちが駆け回るにはいい広さだけど」
え?と私が首をひねったとき、後ろから声がした。
「あっ、蒼眼(あおめ)じゃんかよ。うわー何でこいついるの?」
振り返ると、そこには三人の少年がいた。一人はとても背が高くて、一人はとても小さくて、一人は何かをむしゃむしゃと食べていた。隣で、湊がビクッとしたのが伝わった。
「・・・ひっ、久しぶりだね。柊(ひいらぎ)も柳(やなぎ)も松(まつ)も、元気そうで何よりだ。」
「お前もなぁ、蒼眼!よくここに来れたもんだ。・・・ん?その子・・・眼が紅いな」
背の高い子の言葉で、三人が一斉に私の方を向いた。怖い。瞬時にそう思った。誰か私を守って・・・。
「紅い眼・・・ってことは紅き女神じゃんっ!!やべぇ殺されるっ!」
「・・・違う。私は翠。紅き女神じゃない。」
怖かった。だけど、私は翠だから、美陽じゃないから、私は翠として、前を向かなきゃいけない。もう、誰かに頼っちゃいけない。勇気を振り絞って、私はそう言った。
「翠ぃ?聞いたことねぇ名前じゃねーか。部外者はどっか行けよ、あぁ?」
違う、と言いかけたとき、また後ろから声がした。
「部外者はそっちでしょ、ひやま。確か、あれからあなた達には許可は下りて無いはず。・・・出てって。」
振り返ると、そこには二人の少女がいた。一人は金色の髪で、腕を組んで柵にもたれかかっていて、もう一人は紫黒の髪で、こっちに向けて指を指している。その指を指している方が、また言葉を発した。
「・・・出てって三人とも。邪魔なの。」
ひぇぇ、という声とともに走り去る音がした。恐る恐る後ろを見ると、三人の姿は無かった。
「・・・大丈夫だった?えっと・・・翠ちゃん、だっけ?あと湊くんも」
指を指していた子の言葉に、私はうん、と頷いた。湊も黙って頷いた。
「ごめんね、あいつら人にちょっかい出すの好きでさぁ・・・。ああ、あたしは藺草(いぐさ)。で・・・」
「・・・わっちは忍(しのぶ)。以後、お見知りおきを。」
忍がわずかに頭を下げたのを見て、私も慌てて頭を下げた。
「翠ちゃん、私たちは学校遊び相手委員会の57代目会長と副会長なの。だから分からないことがあったら何でも聞いて。あと、またひやま・・・柊と柳と松のことだけど・・・がいたら言ってね。とっちめるから。・・・じゃあ、早速学校でも案内しようか?」
私は嬉しくて、頷くことしかできなかった。






こんにちはみなみですっ!GWに一度も更新できなかったです(泣
暇な時もあったのですがどうも小説書けなくて←
しかもまた登場人物が増えました。一気に増えるとなんか特徴つかみ損ないそうです(・_・;)
そう言えばこの間体力テストがあったのですが50m走久々に本気で走ったら翌日筋肉痛になりました(-_-;)
やっぱり普段文化部の人が頑張るもんじゃないですね←
あっ、あと今日はもう一、二度更新しなければなりません。友人Sから2個ぐらいバトンが回ってたので怒られちゃうんです(^_^;)
小説はまた今度☆
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2011.05.07 Sat l 紅滄 ~滄ノ運命~ l コメント (0) トラックバック (0) l top

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