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38、一枚の絵                 ‐翠・美陽
 『学校』は、想像以上にすごい所だった。
 藺草と忍に連れられ、私は学校内を見て回っていた。何個もある『教室』、図書室に音楽室、調理室、それにとても広い『室内運動場』。室内運動場を見て、私は紅の里の、巫女館にある謎の建物を思い出した。よく爛と二人で推測し合ってたけど、もしかしたら室内運動場だったのかもしれない。
「・・・翠ちゃん、学校内は基本入らないからこれぐらいでいい?外も案内しないといけないから。」
突然の藺草の声に、美術室で絵に見とれていた私は慌てて「は、はい」と答えた。じゃあ行くよ、という藺草の声に、私はちらっと後ろを見る。
「湊、行くって。」
湊はさっきから一枚の絵をじっと見つめていたが、私の声を聴いてやっと目をそらした。そしてかすかに頷いて歩き出す。私はそれを確認してから、藺草たちの後を追った。でも追うまでもなく、部屋の外に忍が立っていた。
「・・・こっち」
忍はそれだけ言うと、踵を返して歩きだした。私と湊もついていく。しばらく歩くと、藺草が待っていた。
「遅いよ二人とも。何してたの?まぁ、あの部屋の絵は綺麗なのばっかりだから気持ちは分かるけど」
ごめんなさい、と私が謝る前に、湊がぽつりと呟いた。
「・・・ごめん。あの絵、見てた」
「・・・そっか。そうよね、あたしこそごめん。これじゃあひやまと同じね。・・・ま、気を取り直して、校庭を一周しましょ。この通り、何にも無いような場所だから案内しようもないわ。その後に『池』と『小川』を案内するわね。」
藺草はそう言い、歩き出した。忍も藺草の影のようについていく。私も歩きだしたけれど、どうしてもさっきの会話の意味が分からなかった。湊が見ていた絵、藺草の急変した態度・・・。
「・・・あ」
藺草が急に立ち止ったので、私は忍にぶつかりそうになった。
「・・・どうしたの?藺草。」
「あぁ・・・翠ちゃん、遊び相手はね、あたしたちだけじゃないの。もう一人いて、協力的ではないんだけど最低なやつではないわ。でもあたし、どうも苦手で・・・」
藺草の言葉に少し前の方を見ると、木の傍に人らしき姿が見えた。灰色のマントのような服を着ているせいか、ぼんやりとしか見えない。
「あいつ、まだいたのか・・・。僕も苦手だ」
「湊くんも?まぁ、無口でいつも難しそうな本ばっか読んでるから、苦手なやつなんていないと思ってたけどね。あたし学校時代、てっきり教える先生になるもんだと思ってたわ。・・・ってあれ、翠ちゃん?」
藺草の声に、私は笑って答えた。
「私、話してきます。初めて会うから」
藺草はため息をついて、「いってらっしゃい」と言った。何だか、呆れているような顔だ。
 私は三人の元から、灰色のマントの人の方へと歩き出した。







こんにちは、みなみですっ!更新率低くてすみません・・・<(_ _)>
部活や中間テストとかで忙しくて・・・。
だからこれからも更新遅いと思います(泣)すみません(-_-;)
ちなみに今回一番苦労したのは題名です←
全然思いつかなくて←←
どうでもいいですねすみません
まぁ、また今度!頑張って更新できるよう努めます!(勉強もね☆)

コメント返信>
kanayano様>
 あっ、ありがとうございます!!自分ではそんな気がしないだけに嬉しいです(おい
 ちなみに私個人としては、爛は上達したどころじゃないと思ってます(笑)
 新生活には慣れてきました。部活も楽しいし最初のテストも乗り切れたと思います。でも革靴には慣れなくて靴ずれが(^_^;)
 いえいえ大丈夫ですっ。全然高校生になるオーラ出してなかった私が悪いんです←
 期待にお応えできるかは分かりませんが、一生懸命続き書いていきたいと思いますっ!
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2011.05.29 Sun l 紅滄 ~滄ノ運命~ l コメント (1) トラックバック (0) l top

コメント

継続は力
間隔が開いても小説の更新がずっと続いているのは正直すごいと思います。今後も完結するまで待ちますよ。頑張って下さい。
2011.05.29 Sun l Aspecchi. URL l 編集

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