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42、池と小川                 ‐翠・美陽
「ほら翠ちゃん、ここが『池』と『小川』よ。」
藺草の言葉に、私はその場所をじっと見つめた。
 池は、透き通った水が溜まっている所で、きらきらと光が反射していた。蒼の森で見た泉に似ているけど、水が湧き出ていない。一方、小川は前に見たことがあった。ハルさんたちと旅をしていたとき、まるで道のように水が流れていたのだ。その時ハルさんが教えてくれた。『あれは川、もっと小さいのは小川というんだよ。』って。
「相変わらずだな・・・少し、小さくなったけど」
「それは湊くんが卒業してから全然学校来なかったからでしょ?・・・って、ごめん」
いいよ、という湊に、私は聞いた。
「・・・小さくなったって、この・・・池?って、小さくなるの?」
「え?ああ、違うよ。それは・・・」
湊の言葉は最後まで続かなかった。なぜなら、遠くから「おーい!」という声がしたからだ。
「・・・あれっ?!忍、今何の刻っ?!」
慌てた様子の藺草に対して、忍は落ち着いた様子で目を閉じ、開きながら小さく呟いた。
「17の刻の半々刻と五半刻と刻分の弐」
「えっと・・・あぁ、17の刻の22分ね。って遅れちゃったってこと?うぅ・・・。」
落ち込む藺草に私は戸惑った。
「えっと、藺草、どうしたの?それに、なんで忍は・・・」
「えっとね、子供たちが遊び始めるのが17の刻の20分なの。その時には校庭にいなきゃいけないんだけど・・・。まぁ、あいつがどうにかしてくれてるでしょ。あと、忍の時刻の表現方法は気にしないで。私達には分かりにくいけど、忍には分かりやすいから。」
藺草の答えは半分しか合っていなかったから聞き直そうとしたが、その前に後ろから聞こえたいくつもの足音で全てかき消された。振り向くと、10人以上の子供たちが走って来た。
「藺草ぁ!こんなとこにいたの?」「ずっと探してたんだよ」「みんなぁ、藺草、池にいたよ~っ!」
子供たちが、口々に言う。藺草は笑って、群がる子供たちに囲まれている。・・・と、私は何人かの子が私を見ていることに気付いた。その子たちの一人が、おずおずと寄ってくる。
「・・・お姉ちゃん、綺麗な眼、してるね。」
「あっ・・・、ありがとう。」
私が戸惑いつつ、でも微笑んで言うと、その子もぱぁっと笑った。
「あのね、わたしね、瑠璃、って言うの。九歳だよ。・・・お姉ちゃんは?遊びの先生?」
「わ、私は翠。十五歳なんだ。今度から、遊びの先生として・・・」
「やったぁ!!」
急に瑠璃が大きい声を出したのでびくっ、としたが、瑠璃が嬉しそうに続けた。
「じゃあお姉ちゃん、一緒に遊ぼう!!」
私は笑って、うん、と頷いた。







こんにちは、みなみですっ!今日は小説書けましたwww
でも暑いですね~。熱中症には気を付けたいですね(・_・;)
あっ、今回の忍の言葉が分かりにくいので一応解説すると
 半々刻・・・15分
 五半刻・・・5分
 刻分の弐・・・2分
で、計22分となります。多分後々物語内で説明的なのが入ると思うんですが、忘れっぽいので書いときます←
ではまた来週!!(たぶん




コメント返信>
Aspecchi様>
 そうですよねっ。まぁ、時々授業中に書きたくなって困りますが(^_^;)
 蚊が・・・状況的に私の登下校時か部活関係で遠出したときに靴下の上から刺されたと思うんですよね・・・。八か所のは大方直りましたが、また一か所増えてかゆいです(泣

kanayano様>
 そうですね~。けっこう家族や友達には恵まれているんですよね・・・。多分。
 むしろ自省だけで生きてる気がしますが(おい)、そうですよね・・・美陽、いや翠も変わろうと頑張ってますもんね・・・(遠い目
 やらない後悔がきついのは経験的に知ってるんですが・・・やる勇気が・・・湧いてきません・・・(-_-;)
 あっ、ありがとうございますっ。応援にこたえて、頑張・・・れるといいなぁ(・・;)←
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2011.07.16 Sat l 紅滄 ~滄ノ運命~ l コメント (1) トラックバック (0) l top

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夏休み
夏休みはゆっくり出来そうですか?
2011.07.16 Sat l Aspecchi. URL l 編集

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