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46、胸の奥                 ‐翠・美陽
 藺草と子供たちとともにやって来たのは、遊ぶ前に見た池と小川だった。
「さぁて、ではまず新しい先生に、泳ぐ前の注意をしたいと思いまーす!」
藺草はそう言って、私に教え始めた。一、いきなり水の中に入らないこと。二、泳ぐ前には少し体を柔らかくすること。三、あまり長い間水の中にいないこと、等。私は感心した。藺草は教え方がうまく、いまだに『泳ぐ』がよく分からない私でも、藺草のこの説明はよく分かった。それに、藺草はちゃんと子供たちのことを考えていて、時々「何でなのか分かるひとー!」という感じに子供たちも参加させている。
 全部の説明が終わると、私と子供たちは藺草に従って身体を動かした。とはいっても子供たちはもう慣れているらしく、私が終えるまでには大半の子供たちが水の中に入っていた。残っているのは私と藺草と忍と瑠璃と、名前の知らない二人の女の子だけだった。一人は十二、三くらいで、もう一人が九・十ぐらいだと思う。小さい方の子は心細そうに、隣の子の手を握っていた。
「さぁーて、・・・ってあれ、どうしたの桔梗ちゃん?それに蘭ちゃんも。」
らん。思わず藺草を見る。藺草は私の反応に不思議そうにしていたが、私に説明してくれた。
「ああ、こっちの大きい子が桔梗ちゃん、12歳。こっちの小さい子が蘭ちゃん、10歳。桔梗ちゃんに蘭ちゃん、この人は新しい先生で、名前は翠よ。」
「あっ、よっ、よろしくね。」
慌てて言いながら、私は胸の奥がチクリと痛むのを感じた。
 ・・・爛。今、どうしているんだろう?
「・・・それで、どうしたの?二人とも。」
藺草が聞くと、桔梗は口をぎゅっと堅く結んだだけだったが、蘭・・・蘭ちゃんは、小さい声で「泳げないの」と答えた。藺草ははっとした顔をして、ごめん、と謝った。
「ごめんね、あたし、二人が水苦手なの知ってたのに。じゃあ、二人とも他の遊びしてていいよ。あたしは新しい先生に泳ぎを教えるから。」
そう言って私の方を見る藺草に、私は違和感しか感じなかった。なんだろう、藺草のことはほとんど知らないけど、なんだか変な、何かが狂っている感じ・・・?
「・・・蘭ちゃん、泳げないんだよね。」
私の声に、蘭ちゃんは少しびくっとして、かすかに頷いた。
「・・・私も、泳げないんだ。だから、泳げるようになりたいの。でも、やっぱり一人だと怖くて。・・・もし蘭ちゃんがよかったら」
「やめてください。」
不意にした声に私は戸惑った。聞こえたのは、蘭ちゃんのすぐそば・・・。
「泳ぎたいなら好きにしてください。でも、私たちを巻き込むのはやめてください。水が苦手だって分かっていて、何で誘うんですか。それにその紅き眼。あなた、滄き女神でしょう。」
桔梗が、私を睨んだ。とても、強く。
「もう、何も奪わないでください。」
くるりと背を向けた桔梗たちの背を見つめながら、私は胸の奥でじわりと痛みが広がるのを感じていた。






こんにちはみなみです!先週更新しようとしたのに投稿する時間が(泣
しかももうすぐテストです。はいもうすぐテストなんです。勉強してないんでs
まぁ頑張りますww
・・・ネタが尽きt(爆
あっ、でも今日髪切った!軽くなりましたよ髪っ!
・・・ネタがつk(殴
まぁ、今日はこの辺で~!




コメント返信>
Aspecchi様>
ありがとうございます!いえそんなこと無いですっっ!
そうですね~。でも感想とかをきちんと言葉で表現できるのはすごいと思います。私は感想を書くのとかって苦手なので(・_・;)
それに政治とか株の話も感心します。ちょっとまだよくわからないんですけどね←おい
夏休みらしくないというか、気付けば夏休み毎年そうです。最終日に宿題残ってない人はほんとにすごいと思います。
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2011.10.10 Mon l 紅滄 ~滄ノ運命~ l コメント (1) トラックバック (0) l top

コメント

髪はばっさりと切ったんですか? テスト頑張って下さい!

その部分も読んでいただいてたんですね。悲観的なことばかり書いてすみません。あくまで私見ですので。
2011.10.14 Fri l Aspecchi. URL l 編集

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