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55、休息                 ‐爛
「ちょっと爛様、聞いて聞いてっ!!」
後ろから声がして、あたしは振り返った。見ると、エンジさんが茜を引っ張りながらこっちに走ってきていた。全く……、大巫女おばば様に報告したばかりなのに。
「……エンジ様、茜様、何?」
「何その態度は。ウチら、とびっきりの新情報を爛様に伝えにきたんだよ?」
何それ、とあたしは二人を疑わしげに見た。あたしたちは今、紅の里の巫女館にいる。そしてまた明日、山の里を滅ぼすために出発する。だからこれから、鍛練しようと思ってたのに。
「あのね爛様、……鳶、33歳だって」
「嘘っ」
聞き流そうと思っていたのに、思わず反応してしまった。にしても……え?
「ねー、絶対灯様と同じ25だと思ってたのに。茜は26だと思ってたみたい。爛様は?」
「……23歳。」
あはは、とエンジさんが笑う。茜も少し小さく笑う。つられて、あたしも笑う。
「……あ、年齢が分からないといえば小豆様よねぇ。ウチ、前から気になってたんだ。」
エンジさんの言葉に、あたしは思わず頷いてしまった。確かに、あの幾つとも見える外見と雰囲気は……。
「幾つだと思います?」
「わあぁっっ!!」
三人揃って声の主を見る。そこには、……小豆さんがいた。
「廊下を走っていたのを叱るつもりでしたが、これを当てたら免除しますよ。」
にこにこと笑って言う小豆さん。……ってことは、当たらない自信があるってこと?
「はいはいウチ、46だと思う!」
エンジさんが真っ先に言う。小豆さんは黙って笑っているだけだが、心なしか笑顔が怖くなったような。
「えっと……じゃ、じゃあ……27歳、ですか?」
茜がおずおずと言う。今度は心なしか優しくなったような。
「……えっと、33歳だと思います。」
あたしがなんとなく鳶の年齢を言うと、小豆様はため息をついて、微笑みながら言った。
「36歳です。」
えーっ、とエンジさんが叫び、茜は少し驚いたような顔をする。……鳶より三歳も年上だったなんて。
「はい、ではエンジ様と茜様は体操をしてから武練場を早足で20周、駆け足で30周してください。」
「えっ爛様は?」
エンジさんの問いに、ああ忘れていました、と小豆さんは笑う。
「爛様は一番近かったので、早足10周駆け足15周です。」
結局、あたしもか。少しがっかりしながら、でもあたしは笑って小豆さんに返事をする。
「はい、分かりました小豆様。」
この時の小豆さんの笑みは、いつもより優しく、そしてどこか切なく見えた。







こんにちは、みなみです!更新遅れまくっててすみません(汗汗
しかも連打しすぎて書いてないのに更新してしまいました……なので今書きなおしているんですけども。
……なんか久しぶりに書いたから爛やエンジさんの口調がおかしい気がします……(・・;)
やっぱり別の物語に現をぬかしていたからか……(-_-;)
そう言えば、ちょうど一年前にも私はブログを更新していました。……あれ?何か放置していたっぽい。
成長してないなぁ……(反省

明日、あの日から一年になります。思えばあの日、私は合格発表だったんですよね。
あの日から、たくさんのことがありました。震災に関係することも高校に関係することも。楽しいことも、辛いことも。
これからも、きっとたくさんのことがあると思います。だけど、この一年を乗り越えられたのだからきっとこれからも頑張っていけると思います。
最後に、東北の復興と、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたします。
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2012.03.10 Sat l 紅滄 ~紅ノ運命~ l コメント (2) トラックバック (0) l top

コメント

そうでしたか
えー合格発表の日だったのですか! 午後だったので発表自体には影響なかったかもしれませんが、色々不安だったことと思います。
2012.03.10 Sat l Aspecchi. URL l 編集
No title
こんにちは!
にゃんこです!

コメント遅くなってごめんなさい!(汗
すごいね、小説…!(@ω@*)
さすがです。(@@;)
勉強させて頂きます…!!(
2012.04.02 Mon l にゃんこ. URL l 編集

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